2008年02月06日

アルファブロガーについて考えてみませんか

このサイトは書きかけの項目です。加筆を今後していく予定です。

タイトル
アルファブロガーという肩書きについて考えるサイト

第一章
アルファブロガーをご存知ですか


アルファブロガーとは
ブロガーの中でも特に議題設定効果が高く、他のブログへの影響力の強いブログの書き手を指す」と、
されています。

NHKのサイトではこのように紹介されました。
「ネット社会で新たなカリスマが続々と登場、注目を集めている。
アクセス数が月に数万を超えるブログの書き手『アルファブロガー』と呼ばれる人々だ。」


議題設定効果が高く他者への影響が強く、多くのアクセス数を集めるブロガーと理解すればいいのでしょうか。

しかしこのような定義にぴったりとあてはまるブロガーは実際、日本にどれだけ実在してるのでしょうか。
アルファブロガーとしてメディアに紹介されてる人たちは今では50人ほどはいるとおもわれます。
そしてテレビラジオ雑誌にアルファブロガーの肩書きを平然とぶらさげて登場して、なにやら語っています。
彼らは本当に「議題設定効果が高く他者への影響が強く大量のアクセスをえている」のでしょうか。

疑問に思いませんか。
みなさんにもお気に入りのアルファブロガーがいるかもしれませんが、どこでそのアルファブロガーを知りましたか。
メディアが「〇〇さんはアルファブロガーだ」と紹介したり宣伝しているのがキッカケではないですか?

一方で、抜群のアクセス数を集め、多くの人に議題を提供していながらアルファブロガーと呼んでもらっていない人たちもあります。
アルファブロガーとそうでないブログの違いは何でしょうか。

このホームページでは、アルファブロガーという一人歩きする肩書きについて考えていこうというサイトです。


第二章
アルファブロガーのはじまり


アルファブロガーはどのようにして生まれたのでしょうか。
実はアルファブロガーは、和製英語です。日本以外の世界にはアルファブロガーはいないのです。

2004年12月20日号のニューズウィーク誌に「Alpha Bloggers」という記事が掲載されたのをきっかけに、
徳力基彦氏が、「アルファブロガーを探せ」というブログ賞を主催したのが、日本でアルファブロガーが初めて生まれた瞬間です。

ニューズウィークの記事では、毎日20,000もの影響力のある読者に読まれている人たちをアルファブロガーとしてとりあげました。
残念ながら現在アメリカではその言葉は定着していません。A-list Bloggerなどと呼ばれています。
そして、海外のブロガーの中には政治に影響を及ぼすなどの強い力を持つブロガーがいるのは事実ですし、
1日に数万の読者を集めるブログもあります。
しかしニューズウィークの記事に紹介されたブロガーたちと、日本で「アルファブロガー」と呼ばれてる人たちは同じでしょうか。
ニューズウィークに書かれた「Alpha Bloggers」という単語と日本のアルファブロガーは同じでしょうか。

海外には政治情勢にまで強い影響力を持つブロガーがいる。それは事実として存在します。
そしてそれをきっかけにニューズウィークの記事がかかれました。
ところがここからおかしなことがはじまったのです。
「日本にも海外ほどとはいかなくても影響力のあるブログがあるはずだ。役に立つブログがあるはずだ。
探してみよう」と。
探さなければ見つからないアルファブロガーがこうして生まれたのです。
紹介しなければ成り立たないアルファブロガーがこうして生まれたのです。

第三章
FPN主催アルファブロガーを探せ


2004年、徳力基彦氏のよびかけで、彼の数人の仲間とともにアルファブロガーを探せというブログ賞が開かれました。
私はあえて「ブログ賞」と呼ばせていただいています。

なぜならアルファブロガーを選ぶような選考方法が行われていないからです。
第1回は「人気投票」でアルファブロガーが11人決定しました。
アルファブロガーの定義を満たすためには「他者に影響を与えてるという事実」や、
「多くのアクセスを集める」という数値を審査しなければならないとおもいますが、
第1回は投票だけで行われたのです。

そしてこのアルファブロガー投票は多くの人に知られることもなくひっそりと行われました。
その証拠として、FPNのサイトや、アルファブロガー公式サイトのトラフィックデータをalexaのサイトで見ることが出来ます。
この当時FPNというサイトを知ってる人がどれだけいたでしょうか。
FPN自体がネットという大海の孤島のひとつでした。
ブログ賞は大手ポータルサイトや、各種雑誌でいくつも行われています。
それら影響力のあるサイトで行われている乱立するブログ賞とくらべても、
FPNの主催した第1回アルファブロガーを探せは、目立たない小さなブログ賞でした。

そして選考方法の問題、知名度の問題が結果に大きく影響をあたえることになったのです。
お互いにトラックバックをはりあっていたブログ仲間が次々と選ばれ、
一方でアクセス数の多いサイトが選ばれないという奇妙な現象がおこりました。

この第一回で選ばれたメンバーをまとめて翔泳社から、
「アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから」、
というタイトルの本が出版されました。
著者はFPN, 徳力 基彦, 渡辺 聡, 佐藤 匡彦, 上原 仁となっています(敬称略)。

アマゾンの書籍の紹介には、著者、出版社からの紹介として、このように書かれています。
少数の投票だけで選ばれたブロガーがこのように紹介されているのです。

 (引用) 「アルファブロガー」を知ってますか? 
  アルファブロガーは、日本を代表するようなウェブログを書いているスゴいブロガーの方々です。
  ほかのウェブログからいつも参照されているようなブログ、
  ネットでの世論形成に大きな影響力を持っているようなウェブログ、
  そういうごく少数のパワーブロガーだけが「アルファブロガー」と呼ばれるのです。


つまり、上記が著者である徳力氏たちによるアルファブロガーの定義ということになります。

アルファブロガーの選考方法は2006年から転機をむかえます。
人気投票で事前のノミネートを設定して、ライブドア、はてな、テクノラティなどの企業と提携し、
その被リンク数などを選考のデータに加えるようになりました。
しかし、まだこのころもアルファブロガーの企画の知名度はまだまだ低いものでした。
また、事前に人気投票を行いあらかじめ枠を設定するということに関してはこれまでとかわらないものでした。

ところが2007年5月8日、知名度の低かったアルファブロガーというものが大きく変わっていきます。
NHKのクローズアップ現代でアルファブロガーが紹介されたのです。

「ネット社会で新たなカリスマが続々と登場、注目を集めている。
アクセス数が月に数万を超えるブログの書き手『アルファブロガー』と呼ばれる人々だ。」


さらに企業も動き出しました。
毎日新聞では、「毎日jp」をたちあげるにあたって、その構築にはアルファブロガーの意見を聞いたとされています。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0709/18/news064.html
またアルファブロガーへの取材も始まりました。
http://mainichi.jp/life/electronics/news/20080115mog00m300031000c.html
他にもニュースポータルサイトでは、アルファブロガーのブログをそのままブログニュースとして配信しています。

こうしてアルファブロガーという凄いものがあるらしいという伝説と、
一方で小規模のブログ賞から選ばれたメンバーとのギャップが広がっていきます。


第4章
アルファブロガーの問題点


それでは何が問題なのかを整理していきます。
一言で言うなら
「アルファブロガーの定義をみたしてない者がアルファブロガーという凄いものだと宣伝されている」ということです。
そして、その宣伝のせいで、社会に害をあたえかねないということです。

単なるブログ賞の主催団体が優秀なお気に入りのブログを勝手に選んでいるのなら問題がありません。
たとえばyahooがブログ賞を主催して優秀なブログをいくつか選んだところで誰も困りません。
しかし、yahooが「社会的に強い影響力を持っているカリスマブロガー」と題して、
実際にはまったく無名のブロガーを選出しておきながら「社会的に強い影響力を持っているカリスマブロガー」というレッテルをはりつけたとします。
そして選出された無名の特定の個人がそのレッテルを自ら名乗ったり、
その肩書きでメディアに紹介されたりしたときは、そのときは有害だとおもいます。
そのことを以下の項目@からDまでつの5つ観点から考えていきます。

@閉鎖状態

アルファブロガーの中には既に活動をしていないブログもあります。
活動をしていないのに世間的に影響力があるとされているわけです。
またひとりひとりのアルファブロガーのサイトのトラフィック量を追う事は不可能ですが、
アクセス数が少ないとしか思えないサイトもあります。

A選考方法

前述のとおり、初期の2004年、2005年は、知名度の低い中、投票のみで行われました。
2006年は、あらかじめ投票をしてもらいノミネート枠を限定してから、そのなかから被リンク数などを
参考にしました。
2007年には過去のアルファブロガーの推薦を受け付け、過去のアルファブロガーが選んだ人をノミネートとしました。
自由投票も受け付けましたが、当然ノミネートされ公式サイトで紹介された人が有利に働きました。

また、これらの投票を誰が集計したのか、どれだけの票数を獲得してきたのかの詳細データは不明です。
過去に選出されたアルファブロガーの一人には以下のようなエントリーを書いた人物がいます。ひとりで80のアカウントをとって匿名でライブドアの投票サイトを荒らしたのです。

(引用)
 野郎ども! こいつぁ何度でも投票できるぞ!
  緻密な作業により取得済みのID80個で「球界に参入したら負けかなと思ってる  ニート(24・男性)」とか「仙台ジェンキンス」とか
  「楽天」とか「仙台・オブ・ジョイトイ」とかにせっせと投票。満足したので寝る。おやすみ。
  http://kiri.jblog.org/archives/001019.html


はたしてアルファブロガーを探せブログ賞では、このような工作に対する対抗策はどれだけ用意されていたでしょうか。
別に、このブロガーが自分で自分にアルファブロガー投票をしたと言ってるわけではありません。
しかし、誰かの工作を防げる対策はとられていたでしょうか。
投票に頼る選考方法に問題はなかったのでしょうか。


B徳力氏の強い影響下

アルファブロガーを探せという企画は徳力氏の発案です。
アルファブロガーを探せという企画は、2007年にFPNからAMNに移りましたが、
これは徳力氏がAMNの取締役として入社したことにともなうものです。
そしてこのアルファブロガーのブログ賞は徳力氏個人が「終わらせようか」と迷うこともできてしまう
きわめて個人的なものだったようです。
http://blog.tokuriki.com/2007/11/post_303.html

Cブログと社会性

この項目の検証はやめるべきなのかもしれません。私は特定の個人ブログを叩く目的はないからです。しかし、残念ながら避けて通れないのです。


たとえばきっこの日記にはまとめサイトが作られています
http://wiki.fdiary.net/kikkowatching/
切込隊長ブログも同様です。
http://g0aw66ngc6.seesaa.net/

このことに関して徳力氏は、以下のように弁解しています。みなさんはどのように考えるでしょうか。
はたしてアルファブロガーが嘘自体をキャラにしていいのでしょうか。
(引用)
 個人的にはブログが面白いのは、その書き手の視点という主観からの発言が含まれているからであり、
 ブログにマスメディアのような公正さや、真実をもとめることが間違っているように思います。
 もっと言ってしまえば、マスメディア自体も残念ながらあるある大辞典のように間違いを犯してしまうことがありますし、
 報道を訂正することもあります。
 東スポのようにそれ自体をキャラにするメディアもあります。

 アルファブロガーという言葉に、「公明正大で決して間違いを犯さず真実しか書かないブロガー」という意味があるのであれば、
 その指摘に意味があるのかもしれませんが。
 ブログが個人が発信する情報である以上、ファンがいるという事実以上のものをもとめるのは意味がないような気がします。


再び切込隊長ブログになって申し訳ありませんが、これがFPNが選びだしたアルファブロガーの文章です。
(引用)
 超ハゲてんじゃねーか。何だこりゃあ。まったくシャレで済みそうにない気配だ。
 心配になってきたぞ。正面玄関がフルスロットルで全開になっとる。ヤバいだろ。シベリアの大地もかくやというべき惨状。
 卑猥に過ぎる。まず数年内に髷が結えない身体になってしまう。おお、我が角界はどうなってしまうのか。
 その膨れ上がった唇から吹き出でる放射能つき火炎が煌々と山野を焼き尽くさんばかりのその異形、
 かの男、齢30にしていやはや如何なるものか。(以下略)
 http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2006/10/01_042552.html



Dアルファブロガーの商業化

アルファブロガーを探せという投票企画は2007年から前述のとおりFPNからAMNならびにシックスアパートへと移管されました。
AMNもシックスアパートも営利を目的とした団体です。またこの企画にはスポンサーがつけられるようになりました。

もちろん商業化自体は悪くありません。ただし、「それが単なるブログ賞であるうちは」、という条件付でです。
世間に強い影響を与えてるという定義の存在が商売と結びついたら危険だとおもいます。運営には慎重さが必要になってきます。企業がイベントから何の利益も求めずにボランティアで動くわけがないのです。

第5章
アルファブロガーはセカンドライフか


嘘も100回つけば真実になるという言葉があります。凄いアルファブロガーがいるとメディアに何度も宣伝されれば、
いつか気が付いたら本当に凄いアルファブロガーが誕生しているかもしれません。
しかしそれでは本末転倒です。
FPNが選考したアルファブロガーたちが、雑誌やテレビ、ラジオ、新聞などに次々と紹介されるようになりましたが、
彼らが社会に対してアルファブロガーという立場でメディアに登場する以前に、既に何かを与えたのでしょうか。
FPNが選考したブロガーの中には、ごく少数ですが、アクセスの多いサイト、書評などで影響力のでてきたサイトもあります。
しかし、これだけメディアに宣伝されていながら、やっとこの程度という気もしないでもありません。

FPNが行ってきたのは脚光をあびてないすぐれた論客を探し出す文芸新人賞ではありません。
すでに影響力を持ってるはずの人をなぜか探し出して宣伝するという作業をするのが「アルファブロガーを探せ」なのです。

posted by alphablog at 18:15 | TrackBack(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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